【パン作り】小麦粉の保存は常温?冷蔵?

▶︎パンの材料・特徴・扱い方

私はパン教室を長年していますが
暑い時期になってくると、
パン作りの材料の保管方法について
質問されることが多くなります。

その中でも多いのが小麦粉やイーストの
保管方法について。

今回は小麦粉についてのお話です。

小麦粉はテレビで見たけど食中毒の心配があるから
冷蔵庫で保管したほうがいいんでしょう?

そんなことをよくいわれます。

でも、それはお好み焼き粉やたこ焼き粉などのことで、
粉の他にも栄養分がいっぱいのさまざまな成分が
入っているようなミックス粉のこと

小麦粉だけであれば通常は密閉してあれば
常温保存でもいいのです。

ただ、小麦粉も開封してからは注意が必要です。

小麦粉の保管にはどんなとに注意したらいいのか
ということについて今日は書いていきたいと思います。

小麦粉の性質について

小麦粉の特徴についてまずは知っておくといいですね。

小麦粉の特徴】

✅湿気に弱い
✅臭いがつきやすい
✅ダニなどの発生の心配がある

【賞味期限】

薄力粉・中力粉は未開封の状態で製造から1年
強力粉は未開封の状態で製造から6ヶ月

とされています。

開封した小麦粉は賞味期限に限らず
早めに使い切ることが望ましいです。

開封後の保存方法

先ほども書いたように、小麦粉には次のような性質があります。

・湿気に弱い
・臭いがつきやすい
・ダニなどの発生の心配がある

これらは、パッキンのついた容器などきちんと密閉して
冷暗所で常温保管することで防ぐことができます。

私は使用頻度が高いので、
粉を直接容器に入れいますが、

たまに使用するなら口を止めて
袋ごと保存容器に入れておくといいですね。

保管場所は湿気の多いシンクの下や
床下収納などは避けた方がいいでしょう。

常温でいいといっても暑い時期になると
室温が30℃近くになることもあり、
常温ではちょっと心配ですよね。

その場合は冷蔵保存もできますが
これにもメリット・デメリットがあります。

冷蔵保存のメリットとデメリット

冷蔵保存のメリット

・低温なのでダニなどの侵入や繁殖のリスクが減らせる

冷蔵保存のデメリット

・臭いを吸着しやすい
・常温に出したときの温度差で結露が発生しやすい
・結露をそのままにして冷蔵するとカビが発生することもある
・冷蔵庫内の場所をとる

このように冷蔵庫に入れることで
安心感を得るメリットはありますが
デメリットもあるんですね。

冷蔵保存のデメリットの解決法

冷蔵保存によるデメリットの解決法については
こちらです。

臭いの吸着について
 ↓
袋に入れて密閉したものを
さらに密閉容器に入れることで防ぐことができます。

常温との温度差で結露が出るのを防ぐには
 ↓
計量などはできるだけ素早く行い、すぐに冷蔵に戻す。
使う量に小分けにして冷蔵しておく

冷蔵庫内の場所をとる
 ↓
小分けにしする。
大容量ではなく少ない量のものを購入する。

などで解決することができます。

私が一番おすすめしているのは
暑い時期には小分けなったものや、
数回で使い切れる量のものを購入すること
です。

(画像はいつも購入している富沢商店さんのHPからお借りしました

実際に私は通常は業務用の20kg入りの強力粉を購入しますが
真夏、特に8月はレッスンの日も少ないので
2.5Kg入りの袋で購入しています。

粉が劣化?夏の常温保存で起きたこと

もう何年以前になりますが、
今は大人になった娘が小さな頃、ちょっと大変な病気で
1年以上も長期入院をしていたことがありました。

最初の数ヶ月は私もずっと病院で付き添い
夫と他の子供は実家にお世話になっていました。

ですので、自宅には真夏の暑い2ヶ月間ほぼ帰ることもなく
密閉されて高温多湿になっていたと思います。

7月の入院から2ヶ月ほど経ち、
9月に入ってようやく院内学級が始まり、
朝、学級に見送ってから午後3時ごろまでの数時間は
たまに家に戻ることができるようになりました。

「久しぶりにパンが焼きた〜い」

と思い、パッキンもついている密閉容器に入っている
強力粉を軽量しようとしたのですが・・・

「ん?なんか変な臭いがする!」

見た感じはダニが発生しているとかは確認できなかったですが
明らかにいつもの粉とは違う臭いがしました。

粉はそんなに古いものではなかったです。

その時はパンを焼くことは諦めて処分しましたが
やはり、高温多湿の環境では密閉容器に入れていたとしても
悪くなってしまうようなので注意が必要です。

【パン作り】小麦粉の保存は常温?冷蔵?まとめ

小麦粉は常温。冷蔵保存も可能ですが、
それぞれの保存法のメリット、デメリットを理解して
ご自分に合った方法で保存するようにしてみてください。

ちなみに、粉の温度は生地の捏ね温度にも影響しますので
ご注意くださいね。

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この記事を書いた人
井上 ともこ

愛知県瀬戸市パン教室MocoMoco Kitchen  井上智子です。
2021年から講師としてのべ4000人にパン作りを指導し、販売(不定期)も
している経験から、家庭製パンでもお店レベルのパンが焼けるように、理論を学び技術をスキルアップできるパン教室をしています。
長年の経験から開業・運営・リピート率UPのサポートをしています。

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