誰でも歓迎は辞めて!生徒を選ぶことも先生の仕事

先生だから通いたいと言われる教室づくり

教室を運営していると、
「予約を断るなんて申し訳ない…」
「何度もキャンセルが続く、遅刻の多い方
 困るけど来てくれるのなら
 やっぱり受け入れた方がいいのでは…」

そんなふうに悩んだことはありませんか?。

私も25年前に教室を始めた頃は、
一人でも多くの方に来ていただきたいと思っていました。

でも、25年間教室を続けてきた今、
はっきりと言えることがあります。

結論から言うと

長く愛される教室をつくるためには、
「どのような人に来ていただくか」
を決めることも、先生の大切な仕事

と言うことです。

今回は、私が26年間で初めて
「怖い」と感じた出来事を通して、
その理由をお伝えしたいと思います。

今日はこんな内容で書いていきます。

について、
私自身の実体験を交えながらお話ししますね。

26年間で初めて「怖い」と感じた出来事

ある日のことです。
レッスン開始時間になっても、
生徒さんが来られませんでした。

開始時間を過ぎても連絡はありません。
「何かあったのかな…。」
そう思い、こちらから電話をしました。

でも電話には出られません。
メールも送りましたが
返信はありませんでした。

事故や急病、
ご家族に何かあったのかもしれない…。

そんなことも頭をよぎりました。

教室にはキャンセル規定があります。

無断キャンセルの場合は、
キャンセル料をお願いするルールです。

本来であれば、規定どおりご案内する場面ですが、
その時の私は、
「何か事情があるのかもしれない。」
という気持ちの方が大きくありました。

だから
相手を責めるような文章にならないよう
何度も読み返しながら、
できるだけ丁寧にメールを書きました。


無断キャンセルになったこと。
教室の規定によりキャンセル料をご案内すること。
そして、体調など心配していること。

そんな内容でした。
メールは開封されていましたが
返信はありませんでした。
(予約システム上、開封確認ができる仕様です)

予約を断った方からまた申し込みが入る

数日後、予約通知が届いたので
画面を見ると、

私はとても驚きました。
その無断キャンセルされた方からだったんです。

まずは、
「先日は申し訳ありませんでした。」
そんな一言のメッセージがあるものだと思っていましたが

何事もなかったかのように
申し込みボタンをポチッとしただけの状態でした。

もちろん、予約をお受けすることはできませんので
理由もきちんとお伝えしてお断りしました。

前回、無断キャンセルがあり、その後もご連絡をいただいていないため、
申し訳ありませんが今回のご予約はお受けすることができません。
もし、今後もご予約をいただけるようでしたら
まずは一度ご連絡いただけないでしょうか?

こんな感じの内容のメールを送っています。

もちろん、感情的な文章ではなくて
事実だけを丁寧にお伝えしました。

何度予約を断っても、また予約が入る

それから数日後のことです。
予約通知が届いたので確認すると

「え??」


びっくりしました。画面を見ると
あの方からの予約だったのです。

私はもう一度、同じような理由を書いてお断りしました。

それでも、また予約が入る・・・
なんと、このやり取りが三回続いたのです。

私は、
「こちらのメールは読んでいただけているのかな。」
「理由は伝わっているのかな。」
そんな気持ちになっていました。

そして、何度目かのお断りのあと、
ようやく初めて、返信が届きました。

ようやく届いた返信の驚きの内容

返信の内容は私の想像とは
まったく違うものでした。

「レッスンを受けたいから何回も予約しているのに、どうして受け入れないんだ。」
「失礼じゃないか。」

さらに、無断キャンセルの理由は

「体調が悪くてスマホも触れなかった。」
「そんな人に連絡しろと言うのか。」

ここまでは、お互いの考え方の違いなのかもしれません。

でも、最後の一文を見た時、私は本当に怖くなりました。

「教室の場所は分かっている。
行って話をつけようじゃないか。」

私の教室は自宅でもあります。
家族もいますし、レッスン中には
他の生徒さんもいらっしゃいます。

「もし本当に怒りあらわに来られたら…」

そう思うと、26年間教室を続けてきて、
初めて身の危険を感じました。

感情ではなく、教室のルールで判断

正直、とても動揺しましたし、
怖さもありました。


でも、感情的になっても何も解決しないと思い。
冷静になってよくよく考えたんです。

「今回、本当に問題だったのは何だろう?」
「どう返信するのが一番いいのだろうか。」

私にも改善できる点があったのではないかと
振り返りもしたんです。

何度考えても
教室のルールに沿って対応していましたし、
相手を責めるような伝え方もしていません。

でも、このまま感情的に返信をしてしまったら
状況がさらに悪くなってしまうかもしれません。

そこで私は、一度パソコンもスマホも閉じ
少し時間を置いて冷静になる時間をつくり、
自分自身に問いかけました。

・私の対応に改善できる点はなかっただろうか。
・教室のルールは適切だっただろうか。
・伝え方に配慮が足りなかったのではないか。
・相手の事情を考えられていただろうか

一つひとつ振り返ってみましたが
何度考えても私は教室のルールに沿って
対応していました。

相手を責めるような言葉も使っていません。

体調を心配し、
事情があるかもしれないと思いながら、
できる限り丁寧に対応したつもりです。

だからこそ自分は
ルールを守らない方”
意思疎通ができない方”はお断りする、


この判断で良かった。」
そう、と信じることができました。

教室を運営していると、
「本当にこれで良かったのかな。」
と、自分の判断に迷うことがあります。

でも、そんな時こそ大切なのは、
感情ではなく

「教室として大切にしている軸」

に立ち返ることだと、私は改めて感じました。

そのうえで私は、このような
メールを書くことにしました。

私が最後に送ったメール

メールの内容は今回の場合も
相手を責める言葉は書いておらず、
事実だけを冷静に伝えた内容です。

これまでにも急病やご家族の事情で、
レッスン当日に来られなくなった生徒さんはいらっしゃいました。
でも皆さん、後日必ずご連絡をくださり
『申し訳ありませんでした』と一言添えてくださっています。

そして、キャンセル料についても
教室のルールをご理解いただき、お支払いいただいています。
私が残念だったのは、今回そのようなやり取りができなかったことです。」

教室のルールは信頼関係を守るためにある

私が伝えたかったのは、
「信頼関係」についてでした。

教室は、人と人との約束で成り立っています。
急な体調不良は誰にでもあります。
ご家族の急な事情や交通事情で
連絡が遅れることもあるかもしれません。

だから私は、無断キャンセルそのものを
責めたいと思ったことは一度もありません。

実際、26年間教室を続ける中で、
そのような出来事は何度かありました。

でも、後からでも
「先生、連絡ができなくて、ごめんなさい。」

その一言をいただければよかったのです。

私が最後のメールを送った後、
あの方から「今回はすみませんでした。」
という返信が届きました。

その言葉をいただけて
大ごとにならなかったことに
ホッと胸を撫で下ろしました。

キャンセル料をいただくことはできませんでしたが
”このようなこともあるのか”という経験をした
それで十分です。

それから、その方は教室へ来られることもなく、
心配していたようなサイトへの
悪い口コミも書かれることもなく、
この件は終わりました。  

私が学んだ「生徒を選ぶことも先生の仕事」ということ

教室のルールは、
人を縛るためのものではありません。

先生も生徒さんもお互いが安心して
気持ちよく通える環境を守るためにあります。

この出来事は、私に
一つの大きな学びを与えてくれました。

それは、

「教室を守ることも、先生の大切な仕事」
どのような生徒さんに来ていただくか
それを決めることは先生にとって必要なこと

だということ。

この言葉だけを聞くと、
「先生が生徒を選ぶなんて冷たくないですか?」
そう感じる方もいらっしゃるかもしれません。

でも、私はそうは思いません。
むしろ、教室全体を守るために必要なこと
だと考えています。

教室を始めたばかりの頃は、
「一人でも多くの方に来ていただきたい。」
そんな気持ちになる先生がほとんどではないでしょうか。

過去の私もそうでしたが
体験レッスンのお申し込みが入るたびにうれしくて、

「せっかく来てくださるのだから。」と、
できるだけお断りしないようにしていました。

でも、教室を長く続けていく中で
気づいたことは

教室は、ただ人数を集める場所ではなくて。
先生と生徒さんが信頼関係を築き
お互いが気持ちよく過ごせる場所

だということです。

その空気をつくるのもその空気を守るのも
先生の役目

もし、一人の方との関係が
教室全体の安心感を壊してしまうのであれば…。
その影響を受けるのは、その方だけではありません。

  • いつもルールを守ってくださっている生徒さん。
  • 毎月レッスンを楽しみに通ってくださる生徒さん。
  • これから勇気を出して体験レッスンに来ようとしている方。

その皆さんにも影響してしまいます。

安心して学べる環境を守ること。
生徒さん同士が気持ちよく過ごせる空間を守ること。

これも、先生の大切な仕事だと私は考えています。

教室を続けている先生へ

教室は長く続けるほど
生徒さんとの関係性が何よりも大切になります。

先生が安心して
笑顔でレッスンをしている教室には
不思議と同じような価値観を持つ生徒さんが集まってきます。

だからこそ、教室のルールを決めて
そして、そのルールをきちんと伝えることも大切
す。

今回ご紹介した出来事は、
26年間教室を続けてきた中で、
初めて身の危険を感じた経験でした。

「断ったら嫌われるかもしれない。
『キャンセル料を請求に躊躇する」
「ルールを伝えたら来てもらえなくなるかもしれない。」

もし今、そんな不安を感じている先生に
お伝えしたいことがあります。

それは、教室をするにあたって
技術を教えるだけではなく、
自分が教室で大切にしたいことのとなるもの
を決めてくださいということです。

・どんな生徒さんと一緒に
・どんな教室を育てていきたいのか。
・どんな空間をつくりたいのか。

その軸が決まると、
不思議なくらい判断に迷わなくなります。

すべての人に選ばれる必要はありません。
まわりの教室と比べて焦らなくて大丈夫です。

あなたの想いに共感してくださる方に
選ばれる教室を作っていってくださいね。

選ばれ続ける教室作り LINE登録のご案内

このブログでは、SNSのテクニックや
一時的な集客方法ではなく、

「先生だから通いたい」と言われる教室づくりについて発信しています。

・リピーターが増える教室づくり
・信頼される先生になるための考え方
・自分軸を大切にした教室運営
・家族との時間も大切にしながら長く続ける働き方

そんな内容を、私自身の経験をもとにお届けしています。

もし教室運営で迷ったり、
一人では答えが見つからなかったりしたときは
LINEからご相談ください。

答えを押しつけるのではなく、
先生の想いを大切にしながら一緒に考えて
先生らしい教室づくりを、
一歩ずつ進めていきましょう。

教室の先生専用のLINEはこちら🔻