【パン・お菓子教室】収支のどんぶり勘定は危険 - 愛知県瀬戸市パン教室 MocoMocoKitchen

教室をはじめてから
レッスンや販売の売り上げや
経費を把握することは
とても大切なことです。

でも・・・
けっこうできていない人が多い。

趣味でやっている教室だからとか
まだそれほど利益はないからと
どんぶり勘定だったりしませんか？

＊どんぶり勘定とは
昔の職人さん達が腹掛けの前に付いた大きな物入れ
（これを「どんぶり」と呼んでたらしい）にお金を入れて
無造作に出し入れしていたことから転じて、
細かく計算などをしないで、おおまかに
お金の出し入れをすることをいうそうです。

せっかく始めた教室も
収支のバランスが悪いと教室を
長く続けることはむずかしい

私も今では収支がわかるように
帳簿や管理表をつけていますが

開業当初から数年間はざっくりとしか
把握していませんでした。

ある時からきちんと
帳簿をつけるようになり
いろいろと気付いたんです。

けっこうな経費がかかっていて
実収入は思ったほど多くはないことに・・

生活もあるのでこのままでは
厳しいなと^^;

それからは、きちんと仕事として
教室運営をしていこうと改善をしてきたことで
23年間も続けられているのだと思います。

今回は教室運営において
＼収支のどんぶり勘定は危険／
ということについてお話をしたいと思います。

自宅教室は気軽にスタートできる
開業当時の収入は？
自宅教室の廃業率って？
自宅教室の継続率が低い理由
赤字では続けられない教室業
収支バランスを把握して行動計画を
収支のどんぶり勘定は危険・まとめ

自宅教室は気軽にスタートできる

私が自宅パン教室を始めたのは23年前

きっかけは子育てが落ち着いたら働きたい
そう思っていたけれど家庭の事情で
外に仕事にでることはできなかったからです。

そのころには自分の作ったパンが
「お店のより美味しい！売ってほしい！」
といわれるまでになっていました。

当時はまだ、家庭でパンを作る人は少なく

だからこそ、こんなに美味しいパンが
おうちでも作れるのなら

私がもっと多くの人に伝えて
家庭でのパン作りを広めたい

そして、自宅でできる仕事ならできる
私はパン教室をやるしかない！

そんな熱い想いでスタートしたのが
講師資格をとったJ H B S（パンスクール）の
認定教室でした。

当時はパンの講師資格をとっても
教室の始め方や集客や運営方法まで
教えてもらえることはなくて・・

自力で生徒さんを募集し
レッスンをしながら試行錯誤して
教室運営をしていく

それしかありませんでした。

まだネットは一般的には
使われてはいなかった頃で
生徒さんを集めるために
チラシを配ったりしたものです。

開業当時の収入は？

こうして教室をスタートしてからは
月に０円収入から数万円の収入になり、
とてもありがたく、本当にうれしかった。

初回のレッスンの日のことを
今でも思い出します。

栄養士の仕事を退職して専業主婦を4年
そこから久しぶりにいただいたお金でした。

当時は小さな子供がいて
教室ができるのだろうか？と
とても不安だったのですが・・・

やってみるとなんとかなるものです。

チラシの他、ネット上で見つけた
教室登録サイトに教室情報を載せるなどして
パン教室としての存在を知ってもらえて
少しずつ受講生も増えていきました。

でも・・収入は増えてはいきましたが
その分、経費もかかっていた・・

開業当時のことを思い出すと
生徒さんをお迎えするために

・道具を揃える
・お家の中を整える
・材料の準備をする

などで必要なものも多くて
けっこうな出費だったんですね。

オンラインレッスンも
パソコンやzoomを有料にしたり
維持費もかかるはずです。

自分が講師として成長するための
学びの費用も要ります。

その費用も賄えるような収入を
得ていかなくてはいけません。

食べ物系やクラフト系の教室の場合
レッスンでかかる材料費などは
半分くらいを占めていることは
ありませんか？

材料の他にもいろいろな経費が
結構かかかっていると思います。

買い物に行く・・
試作をする・・
資料を作る・・

ガソリン代に試作費
パソコンやコピー機の維持費など

だからこそ、教室を続けていくには
収支の把握をしないといけないと思うのです。

赤字ではいくら教室が楽しくても
長く続けるは難しいです。

よほど生活に余裕のある場合は
いいですけど・・。

そうでない場合は
家族からの視線も気になるのでは？？

自宅教室の廃業率って？

ところで、パンやお菓子、料理など
教室の廃業率って知っていますか？

なんと、開業して3年たつと
約半数がやめているという
データーがあるそうです。

そして5年継続率はもっと減って
10年継続している教室は10％ほど
なんですって！

びっくりですね。

私も開業当初は赤字だったかな？
きちんと収支はつけていなかったので
データはありませんが・・・

子供が1人でまだ小さな頃は
夫のお給料で十分生活はできていて、
自分が働いていた頃の貯金もあったし

「楽しくやれたらいいな♡」

「今は子育ても大変だから
　収入は3万くらいあるといいな」

「人と関われる仕事ができて
うれしい」

開業当時はこんな感じで
思っていたと思います。

それが子供も3人に増え
子供達が大きくなるにつれて
学費や生活費もどんどん増

私が収入を得ないと厳しい
という状況になってきました。

教室だけでは欲しい収入に足らない時期は
パートをしてお給料でなんとかしていく・・
という生活を何年も続けていました。

私の場合はパン教室は絶対に辞めない！
そう決めていたので

教室を続けながら働ける条件のパートでした。
それを探すことはなかなか大変で・・

先生仲間には好きで始めた教室なのに
収入にならないからと辞めていく先生を
何人もみてきました。

自宅教室の継続率が低い理由

自宅でのパンやお菓子、料理教室は
・資格がなくてもできる
・自宅でできる

ということで気軽に始められるのが
いいところです。

ですが、

気軽に始められる分
やってみても運営がうまくいかず
やめてしまうことも多い。

それは何だか悲しいことですよね。

講師業は収入だけではない
やりがいと充実感があって
本当にいい職業なんです。

だから、
いったんやろうと決めたのに
やめてほしくないなぁと思うのです。

でも、パートの平均時給にもならない
赤字になっているようでは
長くは続けられませんよね。

パンやお菓子が作れても
教室を運営していくための
考え方と方法を知らないから
継続できなくなってしまうのです。

赤字では続けられない教室業

例えば３万円を手元に残したい場合
材料のいる食べ物系の教室なら
実際の収入は倍くらいの
５〜６万円が必要です。

対面教室は特に
材料費やその他色いろいろな
経費が結構かかります。。。

赤字だったりや収支がトントンなら
仕事に出てお給料をもらった方が早い！

そんな理由から、せっかく始めた教室を
やめてしまう人も多いのが現状です。

でも、収支のバランスをみながら
運営計画を立てていくことで
長く続けられるようになります。

自分はどれくらいの収入が必要なのか？
その収入を得るためには
どのようにしていけばいいのか？

それを考えすにやっていると
材料を揃えてと頑張っていても
気がつくと赤字！
なんてことになりかねません。

レッスンの準備などで
かなりの時間をかけている割に
利益がほとんどないのは辛い・・

収支バランスを把握して行動計画を

収支の把握をしていれば
レッスンの内容の見直しや
集客動線を整えるなどの
改善策を考えることができます。

目標を決めて行動することで
長期的な教室運営ができるようになります。

だから、簡単なものでいいので記録し
収支の現状を知ることは大事です。

・毎月の売り上げ
・　〃　かかった材料費
・その他、かかった経費
・年間にかかる費用
　など

記録の方法は自由ですが
おすすめの方法はまた今度
書きますね。

教室が小さなうちから
記帳することに慣れておくと
教室が大きくなったときに
あわてなくていいですよ^ ^

収支のどんぶり勘定は危険・まとめ

教室の先生は人に喜ばれて
成長を見られる本当にいいお仕事です。

だからこそ、せっかく始めた教室を
長く続けてほしいなと思います。

どんぶり勘定では
気がついた時には赤字・・

立て直すにもどうしたらいのかわからない
手遅れ状態になってしまうかもしれません。

収支を日頃からきちんと把握することで
教室を長く続ける方法を考える
きっかけにもなります。

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